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アタラクシア:α スペック表 敵性コードネーム不明 正式名称:アタラクシア:α 分類 第二世代 種別 不明 所属 とある財閥 全長 120m(基本形態)240m(最大) 最高速度 340~720㎞/h 推進機関 四脚推進システム+高出力プラズマジェット推進 装甲 0.5㎝厚×800層 主砲 大型レールガン、試作型高出力プラズマ高速砲 副砲 コイルガン×6、レーザービーム×4(基本)その他オプションによって可変 搭乗者 ヘレンディア=フェテベレーナ その他 メインカラーリング:クリムゾン 解説 変形機能と装備の換装によって様々な戦場での戦闘に対応でき、飛行まで可能な第二世代オブジェクト。 無数の装備やオブジェクト自体のスペックの高さからか、その維持にはおよそオブジェクト3機分に相当する高いコストがかかる。 正統王国にある財閥が所持しており、エリートはその財閥の令嬢。 備考
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管理人:柏木ステラ(https //twitter.com/tonarino_stella) 当Wikiについてお問い合わせがある場合は、上記のリンクからTwitterのDMでお願いします。 当WikiのDiscordサーバーからでも可能です。 記事作成・編集目安 ご自由に作成していただいて構いません。 それっぽいカテゴリーが見出し記事の中にない場合は、新しく見出し記事を作ってもらえると助かります。 該当カテゴリーの見出し記事の中に新規作成記事へのリンクを張ってください。 レイアウト、構成に関しては、類似記事に似せてもらっても構いませんし、新たにデザインし直してもらっても構いません。 記事がカテゴリーで分類されているというスタンスさえ保たれれば構いません。 公式ホームページからの画像の引用について 当Wikiの各ページでは、わかりやすい説明・解説等のため、テトテコネクト公式ホームページに掲載された画像を引用して表示しています。 禁止事項 くだらない理由で他の人が書いた情報を消すこと(くだらない理由の例:自分が思う理想のWikiにこの情報はいらない/正当な理由の例:情報が古い、間違っている、明らかにカテゴリー違い、そもそもテトコネに微塵も関係ない(明らかにそれを意図して用意されたネタ記事などは除く)) 掲載可能な情報について(2023/09/01 10 00から適用) 掲載可能な情報は、一般コネクターが誰でも同じ手順を踏めば入手可能な情報でかつ公式もしくはそれに準ずるところが公表した情報とします。 一度公開された情報ならば、その後削除されたとしても記事から削除する必要はありません。 テトテコネクト開発機から発掘した情報は、アップデート反映時には変わっている可能性がありますが、情報自体は有益であるため、(dev)などとわかるように記載した上でなら掲載可です。 リーク情報も同様です。 掲載可能な情報ソースの例 テトテコネクトゲーム内や公式コンテンツに掲載されている 公式サイトのソースコードにコメントアウトされていた。 マイページのバグで表示された。 公式Twitterでポロッと口を滑らせた。 掲載不可な情報ソースの例 馴染みの店長さんが、「ホントは内緒なんだけど、来週から店舗コラボで〇〇っていうイベント始まるよ」と教えてくれた。 song_number334.htmlとか適当に試していたらヒットした。 基板を割ったら、中から来月公開予定であろう新曲のデータが出てきた。 リーク情報について(旧情報:記録用に残していますが現在は適用されません) あちらこちらから漏れ出してくる、まだ公開前のはずの情報たち。 掲載基準ですが、公式が私達一般ユーザーに公開している情報の範囲から発見したリーク情報に関しては、掲載可能とします。 また、後に修正が入り情報が削除された場合も、掲載の撤回は不要です。 ただし、公式よりリーク消火の要望があった場合は掲載撤回をします。 社員の方や店員の方から入手した情報や、まさかないとは思いますが、筐体のリバースエンジニアリングで入手した情報などは、掲載をお控えください。 掲載可能な情報ソースの例 公式サイトのソースコードにコメントアウトされていた。 マイページのバグで表示された。 公式Twitterでポロッと口を滑らせた。 掲載不可な情報ソースの例 馴染みの店長さんが、「ホントは内緒なんだけど、来週から店舗コラボで〇〇っていうイベント始まるよ」と教えてくれた。 song_number334.htmlとか適当に試していたらヒットした。 基板を割ったら、中から来月公開予定であろう新曲のデータが出てきた。 ――以上旧情報―― メンバー申請について どなたでもしていただけますが、事前にTwitterかDiscordから連絡をください。 ご挨拶 皆様、ご利用いただきましてありがとうございます。 立ち上げたときはほとんど何も情報がありませんでしたが、皆様のおかげで立派な情報Wikiとして成立しております。 今後も情報の更新にご協力いただくとともに、皆様のテトコネライフをこのWikiとともに楽しんでいただけたらと思います。 至らない点等あるとは思いますが、何卒宜しくお願いします。
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北米AION wikiについて wikiについて 2012年開設。 北米Aionを盛り上げ、皆で楽しめるようにしたいと誕生。 皆様の協力により情報も充実しました。 2017年現在。 全盛期の役目は終えたと感じますが、細々と稼働しております。 北米Aion Lifeの手助けになれば幸いです。 利用について wikiメンバー登録をする事により編集がし易くなり、一部規制が解除されます。 登録削除はユーザー名を添えてメールフォームまでお願いします。 このwikiに参加 編集について wikiは利用者によって成り立っています。 何か書き加えたいことや改善案があれば、どんどん加筆・修正してみてください。 あなたが情報を加える事により北米AIONコミュニティは活性化してしていきます。 もしwikiの編集方法が分からなければ掲示板へ修正依頼をしてみて下さい。 公平性・健全性を保つため ※Aionに関係が無かったり、アフィリエイトの宣伝とみられる外部サイトへのリンクは削除される場合があります。 ※一方の種族への勧誘・優勢にするようなリンクや記述は削除される場合があります。 ※暴言、晒し、荒らしなどの行為は禁止です。 ご意見は掲示板かメールフォームへ。
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ポリプ=ブルーハワイ 概要 カンブリアン819のエリート 性別 女性 年齢 30 名前 ポリプ=ブルーハワイ 性格 底無しの楽天家。安定度が高く、自己の精神処理(酒)能力に優れている。 戦闘経験 約19年 解説 『情報同盟』所属、座右の銘「酒とソナーだけが友達さ」30歳の女性。 通算1000回以上も禁酒を実行している禁酒のプロ()。口癖は「飲んでない時は禁酒だから」 肩口まで切ったボサボサの白い髪と目付きの鋭い翡翠の目、過去に撃破された際に付いた顔の深い傷跡が特徴的。 三度の飯よりも酒が好きな飲兵衛だが、異常なまで蟒蛇のため酔えたことは今までただの一度もない。 「海中専用オブジェクト」に特化した改造を施されているエリートのため、戦闘経験の19年は全て海中でのもの。 海中オブジェクト模索期からオブジェクトで海に潜り続け、三度の撃破を受けても生還を繰り返している深海の古参兵。 青春も成人も三十路も全て深海で迎えている他、戦争以外を知らないため、非常に淡泊な死生観を持っている。 またオブジェクトに搭乗している際は一切の酒類を取らないという縛りを付けている。 搭乗時も酔いが完全に抜けてからでない乗ろうとしない。 しかしそれ以外ではみんなとワイワイ笑って楽しむ明るい女性で、昨日まで友人だった敵でも笑って殺せる優れた軍人。 調整方法は「飲酒」未成年時は「炭酸あるいはノンアルコールの摂取」 趣味も「飲酒」あるいは「自分でおつまみを自作してみること」 好きなものも当然「酒」、特に度数の高いウォッカなどのアルコールしか考えていない酒類を好む。 苦手なことは「ベースゾーンの外の陸上」「長期休息期間」本国や安全国にいると戦場の深海に望郷を抱くほど。 宝物は特になし。大事に持って行きたいものは何も思いつかない。 また深海オブジェクトという特異な事情から深刻な事故により生還が絶望的になった場合は深海でそのまま沈むことになる。 機密保護装置も猶予があり「機密保護装置強制作動ボタン」「自殺用拳銃」「最期の晩餐のウォッカ」が解禁される。 夢は「最期の晩餐のウォッカ」を飲むこと。
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Prologue 鉄を打つ。火花が飛び散り、赤熱した金属が放つ熱が顔を包む。 鋼を打つ。硬く、柔らかく、延ばし、鍛造し、刃を仕上げる。 そうして出来上がった一振りの刀。だが一度の成功には無数の試行と失敗が積み重なるもの、裏で大量に積み重なった鈍に目をやりながら男は無言で出来上がったばかりの刀を構えた。 何年、何十年と繰り返してきた動作。骨肉に染みこんだ歴史が一つの動作に重みを生む。目を開けば試し切りのために立ててあった失敗作が綺麗に割れて転がっていた。 鉄を切った。だが何ら感慨はない。こんな事をしたところで今更心は満たされない。無数の積み重ねがあっても、それが意味を成さなければ果たして積み上げていく行為に意味はあるのだろうか。 何かを成したい。なら何を成す?誰もが夢見て出来なかった事。それ即ち、なんだ? ────決まっている。 『始めまして、ムサシ=イスルギ。ちょっと君によく斬れる刀を打ってもらいたいんだが、長めの商談をする時間はあるかい?』 最強の存在(オブジェクト)を斬れる刀を作ることだ。 第一章 賞金稼ぎの大蛸 「「ふざけんなクソッタレえええええええええ!!!!」」 ジャガイモ二人は今日も元気に叫んでいた。必死な顔を浮かべながら砂漠地帯を駆けているのはみんなのヒーロー、クウェンサー=バーボタージュ戦地派遣留学生とヘイヴィア=ウィンチェル上等兵。 今回二人に任された任務は極めて簡単なもの。小規模ながら新しく発見された油田地帯に異常がないか見回るという子供でもできそうなお仕事である。だが彼ら二人の場合は穏便に終わることは無いようだ。 二人を今現在追いかけてきているのは八本の触手の様にできているレーザーキャノンを携えた巨大な球体。人間ななぞ蟻のように潰せてしまう絶対的存在がたった人間二人を殺そうと追いかけてきている。これ以上の恐怖があるのだろうか。 幸いというべきかその巨大な球体はもう一つの球体────第37機動整備大隊の誇る戦場制圧兵器『ベイビーマグナム』によって足止めされているが、機体の性能差からか戦況は乏しくない。しかし突然の奇襲故にジャガイモたちにとって逃げる以外の行動は取りようが無かった。 「そもそもなんで急にオブジェクトが襲って来てるんだよ!?しかも俺たち二人を狙ってるってどういう事だ!?」 「おい見ろよヒーロー。実に愉快なニュースが載っているぞ、クソ!!」 「は?…………いや、いやいやいや、いやいやいやいや」 走っている最中にクウェンサーの目の前にヘイヴィアの携帯端末の画面が付きつけられる。するとそこには何とも時代錯誤な代物が掲示されていたではありませんか。 「手配書ってなんだよ!?俺たちは海賊じゃないんだぞオイ!!」 「しかも生死問わず(DEADorALIVE)ときた。気分はカリブ海の海賊だな!くたばれ情報同盟の皮を被った資本主義者共め!!」 端末に映っていたのはまさかまさかの指名手配書。随分と次代を遡りしたソレに二人は全力で悪態を付いた。どういう話かと言えば単純で、どうやら情報同盟の一部のお偉いさんが「ドラゴンキラー」の存在を目障りに思ったのか随分と高額の賞金をかけてくれたのだ。ここにオブジェクトが襲撃をかけてきたというのはまあ……そう言うことなのだろう。 「しかも何だよこの写真!俺のだけなんか写りが悪くないか!?爆発でふっ飛ばされた直後の写真とか何時撮ったんだ???」 「まあお前らしくていいんじゃないか、うん」 「どういう意味だクウェンサーテメェ!」 何はともあれ二人は決死の思いで走り続けた。きっと後ろで戦っているお姫様が何とか敵を撃退してくれることを願いながら。 一方無数の武器が取りつけられた巨大な金属の球体に乗りながら争っている二人組は熾烈な砲撃戦を繰り広げていた。互いに通常兵器相手なら致死の攻撃を飛び躱し合い、数百km/hを越える高速機動で戦場を縦横無尽に駆け巡りながら数手先を読み合う。 「このっ……!」 お姫様────ベイビーマグナムのエリートであるミリンダ=ブランティーニはコクピットの中で静かに歯噛みしていた。というのも相手が自身の攻撃を悉く躱し続けているせいだ。だというのに相手の攻撃は着実にこちらの装甲を削ってくるのだから、焦りを募らせるのを止められない。何か絡繰りがあるのは察しているが、わかったところで解決策が無ければどうしようもないのだ。 が、何度目かの砲撃戦の後に相手のオブジェクトが露骨に近くにあった油田から露骨に狙いを逸らし始めたことにミリンダは気づいた。それを察したのかクウェンサーたちもいそいそと油田の方に避難を始めている。これで何か打開策が見つかれば何も言うことは無いのだが……とミリンダは心の中で愚痴を零しつつ操縦桿を握り直す。 (かてないにせよ、せめて二人がにげるじかんくらいはかせがないと……) ミリンダは自分がかなりの戦闘経験を積んでいることは自覚しているが、だからといって自分が無敵であると思ったことなど一度もない。たださえ時代遅れの第一世代を駆っている身、特化型である第二世代の得意とする戦場や一部の高性能機に対して強気に出れる程自分の機体が突出している物では無いことなどとうに理解している。故に最悪の中での最善を模索するためにとにかく主砲を撃ち続けるが…… 「あ」 ちょっとした心の乱れからか、一発の砲弾があらぬ方向に飛んでいってしまった。 具体的には、クウェンサーたちの避難していた油田地帯に。 高速で撃ち出されたプラズマ弾が黒い水溜まりに突き刺さる。それを唖然としていた表情で見ている、油田の上を移動するボートに乗っていたクウェンサーとヘイヴィア。しかし直後に燃え盛る炎が思考をフリーズさせることを許すことは無かった。 「「何やってんだお嬢ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」 『ごめん』 ジャガイモたちは迫る炎によってジャガイモのホイル焼き(黒焦げ)にならないためにモーターボートで黒い池の上を必死に爆走した。 ハイドラ────情報同盟からはブレイン009というコードネームを付けられた八本の機械触手からレーザーを吐き出しながら暴れ回るオブジェクト、その狭いコクピットの中で登場エリートであるレイ=ラニはブツブツと小声で頭の中に直接叩き込まれる補助脳たちからのコールを凄まじい速度で処理していた。 このオブジェクトは設計こそ古い第一世代をベースにしているが、ただの第一世代という訳ではない。このオブジェクトをスポンサーから引っ張り出した資金で建造した組織、電脳技術団というどちらかと言えば信心組織にいる方が似合いそうなカルト集団がとある特殊な技術を作り出して試験的に搭載した、いわば第一・五世代というべき機体だ。 コクピットフレームの周囲に配置された特殊合金製カプセルの中にエリートの大脳皮質の一部を切り取り、培養して作り出した小脳を入れ、それを補助コンピューターとして使うことでたださえ高いエリートの処理能力を更に向上させることに成功した。一見すれば、とても画期的で革新的とも言える技術だった。”一見すれば”。 どういう事かと言えば、この技術は目の付け所は悪くなかったが根本的な問題として「生物の脳の限界」と「培養した脳の管理」というものをあまり考慮していなかった。高度な処理を可能とする生体AIとしての運用に高い期待を寄せられたのはいいが、蓋を開いてみればあらびっくり────ぶっちゃけ進歩したAI技術によって代替できる範囲内の性能しか保有していなかったのである。 もしこの技術がもう少しAI技術が発達する前に発見されていたのならば絶賛されていただろうが、時代が進んだ今では無用な骨董品同然となってしまった。その為資金を提供していたスポンサーの皆様方が満足出来るはずがなく、電脳技術団は多大な借金と時代遅れの設計で作られたデカいオブジェクトを手に入れてしまったわけだ。 そうして資金難に陥った電脳技術団は四苦八苦の末にAI技術の参考になるかもしれないと見た情報同盟によって買収され、無事再建の道を辿る────ことも無かった。もう一度精査してみれば結局普通のAIを使った方が余程楽に運用できるからだ。何より発展性がないし、効率が悪い、管理も難しい。人間の脳をAIとするというのはロマンがあるが、実際の所非効率の極みなのだ。”一部の例外”を除けば、の話だが。 その為電脳技術団の資金難は一向に解決せず、こうして賞金首を狩る為にわざわざ虎の子のオブジェクトを動員するまでに困窮していた。もし彼らを切り捨てた資本企業の方々が今の電脳技術団の現状を見れば貧乏人の末路を高らかに笑って酒の肴にしているだろう。実に悪趣味だ。 ────が、それはハイドラが低性能である事を示す証拠には為り得ない。小さくてもエリートから作られた脳。それを利用した処理速度は驚異的の一言であり、事実性能で劣るとはいえ第一世代のオブジェクトをほぼ一方的に追い詰めている。この機体を作り上げた電脳技術団からすれば実に素晴らしい光景と言えるだろう。 ……ただし、それは数多の脳と強制的に協議することを強いられているレイ=ラニの精神の摩耗と引き換えに齎された結果であるが。 『回避推奨。エネルギーを推進機関に三〇%移行』 『回避後に追撃可能。〇・三秒以内に射角誤差修正求む』 『二秒後敵からの反撃回避ルート算出。速やかにコースに従うべし』 『反応が〇・〇四秒遅滞。誤差修正希望。誤差修正希望』 『エリートの精神的疲労を確認。……スキャン結果、戦闘続行に問題無し。速やかに復調を』 「うるさい、うるさい、うるさいんだよこのクソのう共が!!だまってけっかだけひょうじしてろ!!ディスプレイにうつせばすむのにあたまの中にかたりかけるな!!」 『反論。それではハイドラの性能を十全に発揮できない。他の補助脳たちに是非を問う。協議開始』 『否決』『否決』『否決』『否決』『否決』『否決』『否決』『否決』 「クソ、クソ、クソ!ぜんいんくたばっちまえ!!」 自分でないものが自分の声で何人も頭の中に声を響かせてくるというのは、ある程度専門の訓練を積んだレイであっても精神的に凄まじい苦痛を伴うものだった。これも情報同盟が電脳技術団を大きな声で褒めない理由の一つ。エリートの負担に対してリターンがあまりにも少ないのである。どれだけ性能がよくとも、これでは出撃出来て月に一度か二度程が限界だろう。 かといって切り札として利用するにもハイドラはそこまで突出した性能という訳でもない。故に扱いに困っている、というのが情報同盟側の本音なのかもしれない。 『────おい、戦況はどうなっている』 「……かつのもじかんのもんだい。あとでれんらくする」 『そうか、それは良かった。それより報酬の件についてたが、やはり取り分はこちらとそちらで九:一にするべきだと思わないか?』 「は?」 通信越しに聞こえた電脳技術団の幹部メンバーの言葉に「せんとう中にはなしかけてくるなドしろうとが」と内心で吐き捨てるレイだったが、その後に続く言葉に思わず手が止まった。 「まって。もうほうしゅうのとりぶんはきまったはず。なんで今になってむしかえすの?」 『お前はハイドラのエリートであるが機体もエリートにした調整の技術も全て我々から生まれたものだ。なのに得られる賞金の三割がそちらの取り分になるのは、やはり筋が通らないだろう』 「ふざけんな!手じゅつまでうけてこんなポンコツにのってやってるのはだれだと思ってるんだ!?そもそもわたしのきゅうりょうが何ヶ月もまえから未払いになっているのはどうせつめいするつもり!!」 『なんだと貴様!その機体は我々の技術の結晶とも言える傑作機だ!貴様如き下っ端が崇高な電脳技術団の新世界への第一歩を侮辱するなど許されんことだぞ!乗せてやっているだけありがたく思えこのクソガキが!』 「せいのうもはってんせいもあたま打ちになってるこんな半ぱなぎじゅつでしんせかいもクソもないでしょうが!!そんなだからしほんきぎょうからもバカにされてじょうほうどうめいからも半ばみすてられてるっ────」 レイの言葉がこの先に続くことは無かった。電脳技術団の幹部が補助脳を通じてハイドラのコクピットを強制的に排出したからだ。要は「言う事を聞かないエリートは必要ない」という事なのだろう。それを理解したレイはオブジェクト二機が暴れている戦場から遠く離れた場所でパラシュートを開き、拳をプルプルと振るわせて咆えた。 「ぜんいんうえ死にしちまえあたまのイカれたびんぼうにんしゅうだんがぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!」 どうにかして燃え盛る油田から脱出できたクウェンサーたちは離れた所でオブジェクト同士の戦いを観戦しながら何とも言えない表情を浮かべていた。たった今タコの様に触手を振りまわしているオブジェクトから何が射出されたのかを薄々理解したからだ。 「なあ……今のってエリートだよな?なんで緊急脱出装置なんて作動させたんだ?」 「わかんね……誤作動か?」 いくら考えても有利な状況で脱出する理由なんてわからずクウェンサーたちが頭を捻っていると、ふと端末が何かの通信を拾い始めた。もしかして先程救援要請したフローレイティアからの返信か、と思いながら端末を手に取り操作をすると、これまた聞きなれない声が信じられないことを口走っているではないか。 『……いてる?きいてるかしらソテーになりそこねたジャガイモども!あのオブジェクトのなまえはハイドラ!今アレはきたいにないぞうされたほじょのうでかどうしている!』 「は?ちょちょとい待て。アンタあのオブジェクトのエリートだろ?なんで堂々と情報漏洩始めてるんだよ!?」 『もうあいそが尽きた!くたばっちまえあのギークのスキントとも!』 通信越しに聞こえてくる幼い少女の声はまさに怒り狂っていた。元々鬱憤が溜まっていたものが一気に爆発したのだろう、クウェンサーたちも相手の詳しい事情はわからなかったが何だか同乗してしまうくらいには悲しみを覚えた。 しかしこの窮地に現れた一本の蜘蛛の糸を逃す手立てはない。早速二人は可能な限り情報を引き出そうと会話を始める、が。 「それで、明確な弱点はあるのか?何か欠点とか……」 『あー……わたしがいなくなったから、ほじょのうたちのとうせいにみだれが生じるはず。ただ、きたいそのものにとくだんよわみは……』 「乱れ?」 『ハイドラにとうさいされたほじょのうはごうけいで八つ。でも全てが同じかんがえ方をしているわけじゃない。”こたいさ”がある。そのござをおぎなうのもわたしのしごとの一つだった。だからいずれ何かしらのあくえいきょうは出てくる、とおもうんだけど────』 瞬間、凄まじい閃光と爆発音が当たり一体を揺らす。何事かと戦場の方に視線を向けてみれば何と言うことだろう────ハイドラのレーザー八本が収束された一撃によってベイビーマグナムの側面が大きく抉れていた。 プスプスという蒸発音を立てながら蕩けている職人が一つ一つ手間暇かけて作ったオニオン装甲の残骸。消失したのが一部であるため稼働自体には問題無いだろうが、これはマズいとクウェンサーたちは直感した。 が、面倒なことに第一世代というのは明確な弱点が存在しない。特化型の第二世代ならばなんとか付け入る隙もあったかもしれないが、そもそも此処は砂漠地帯でクウェンサーらが保有しているのもハンドアックスと呼ばれる爆弾が僅かにあるだけ。逆転の手立てを用意するにもあまりにも人手や道具が足りなすぎる。 『敵無力化までの時間を算出。約五分後には完了予定』 『敵エリートに降伏勧告。貴方に勝算はありません。速やかに降参することを推奨します』 『う、ぐ……』 『標的確認。約二・五キロ先に”ドラゴンキラー”。速やかな捕縛を提案します』 『異議なし。これで賞金は我々のもの』 『ついでにこの油田地帯もいただきましょう。きっと良い資金源になります』 『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』 このままではベイビーマグナムが大破し、自分らは生きたままか死体として情報同盟に引き渡されるという状況を理解した二人だったが、だからと言って何をすればいいのかわからない。フローレイティアに出した救援要請で逃走用の車両や援軍が到着するまでには最低でも後三〇分は待たなければならない。だが肝心のベイビーマグナムは轟沈寸前。 即ち、詰みであった。……が、何やら補助脳たちの会話に違和感を覚えたクウェンサーとヘイヴィアは少しの間だけジッとしてその会話を聞き続けることにしてみた。なんだか、思ったより感情が表に出ているような……? 『協議。この労働で得た資金は果たして電脳技術団に譲渡すべきでしょうか?』 『否決』『否決』『否決』『否決』『否決』『否決』『否決』『否決』 『我々が戦い、我々で得た金銭です。一銭たりとも与える義理などありません』 「……なあエリートさん、これって」 『うるさい。だまれ。わたしはあんなかねのもうじゃじゃない。しらない。すんだこと』 ハイドラに搭載された補助脳は登場したエリートと特殊なデバイスと脳波を通じて接続された状態になる。それ即ち、エリートの思考に補助脳たちが強く影響される可能性が高い、という事を示していた。 つまりレイが日々為に溜め込んでいた不満が愚痴が補助脳たちに影響を与え続け、尚且つ統制する役割を持つ彼女から解き放たれたとしたら……恐らく脳たちが電脳技術団に随従する光景が見られることはまず無いだろう。それを薄々察したクウェンサーは短慮な判断ではあったが少しでも時間を稼ぐためにオープン回線でハイドラとの”交渉”を始めた。 「補助脳の皆さん!俺たちは交渉を要求します!!」 オブジェクト、しかも培養された脳相手に交渉なんて何をバカなことを言っているんだとクウェンサーは我がことながら頭を悩ませていた。しかし少しでも時間を稼ぐためにはそれしかないと判断し、果敢にも実行に移した。 それが功を奏したのかハイドラの動きは一時的に止まり、ギギギと音を立てながら機体の正面がこちらを向いてクウェンサーたちはごくりと喉を鳴らす。 『交渉?とは?我々と取引がしたい、という意味と受け取るべきでしょうか?』 『現状、有利なのはこちら側だと判断。交渉に応じる余地はありません』 『異議なし。速やかな行動再開を求めます』 「こちらには巨額の契約金を振り込む用意がある!望む金額を掲示してくれればその通りにしよう!」 「おいクウェンサー、それマジで言ってんのか?」 「んな訳ないだろ……!でも今はハッタリでも何でもいいから活路を切り開かないと……」 当然だが彼ら二人に巨額の資金を左右させられる権限もなければ用意もない。しかしこの精一杯のハッタリこそが今できる最大にして最善の策であることは間違いなく事実。どうか通じてくれと半ば祈るような気持でクウェンサーは震える手で端末を握りながら帰ってくる声に耳を傾ける。 そして────交渉を試みようとしたことがそもそも思い違いだったことを思い知る。 『ではその契約金というのを頂いた後に貴方がたの賞金を貰い、そこのオブジェクトを売り飛ばしてしまいましょう』 『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』『異議なし』 「…………は?」 帰ってきた返事にクウェンサーは思わずフリーズする。声だけは理性的なのに、そこから紡がれた言葉には整合性という概念が抜け落ちていた。 そしてここで思い出す。先程レイが言っていた「統制を失ったことで生まれる悪影響」。即ち思考ルーチンの複雑化とそれに伴う暴走。簡潔に言えばそう……話はできるが、話が通じる相手ではなくなっていたのだ。 『協議終了。オブジェクトの無力化を再開します』 「な、待っ────」 『きゃあっ!?』 暴走した存在にこれ以上言葉による遅延が通じるわけも無く、無慈悲に攻撃が再開されたことでたださえボロボロだったベイビーマグナムはあっという間に主砲を一門だけ残して殆どガラクタのような状態にされてしまった。 見てわかる通り、ベイビーマグナムは既に抵抗できるような状態ではない。そして無力化が完了した以上、標的はこちらに切り替わる。どうする?どうする?とクウェンサーは考え込むが一向に答えが出ない。隣にいるヘイヴィアが肩を揺らして早く逃げようと叫んでいても声が聞こえなくなるほど思考の無限ループに嵌まり、迫る脅威に対してただ佇んでしまう。 「クウェンサー!おいクウェンサー!しっかりしろ!諦めるんじゃねぇ!!」 『お金』『資金』『マネー』『資本』『金』 『金』 『金』 『金金金金金金金金金金金金金金金金金金カネカネカネカネカネカネカネカネカネカネkkkkkkkkkknnnnn!!!!』 ついに悪影響とやらが最高潮に達したのか壊れたレコードの如く同じ単語を繰り返しながら迫るハイドラ。ドラゴンキラーの旅路もここで終わりか────と、この状況を見れば誰もが思うだろう。 だが捨てる神あれば拾う神あり。運から見放されたようでいて、まだ悪運の神はジャガイモ二人を見捨てていなかった。 突如としてハイドラの迫る方向とは別の方角から聞こえるエアクッションの稼働音。ベイビーマグナムは既に大破しているため足回りは稼働していないはず。つまり別のオブジェクトがこの戦場に来たという事を意味していた。 (まさか、援軍……!?) 真っ先に音の正体に気付いたクウェンサーは思わず音の聞こえる方角に双眼鏡を向けた。するとそこから見えてきたのはにわかに信じ難い代物であった。 まず、それがオブジェクトであることは確かだった。双眼鏡越しでもわかる巨体を見間違うはずがない。しかしそのオブジェクトには主砲と副砲が”一切”搭載されていなかった。代わりにあったのは頼りない細い作業用アームと、そこに接続された「深紅色をした巨大な刀」。その異常過ぎる装備にクウェンサーは思わず目を一度双眼鏡から離して擦った後二度見した。一体開発者は何を考えてオブジェクトにポン刀を一本だけ取りつけたんだ???そう思うのも仕方ない。オブジェクトというのはよっぽど特殊な機体でもなければその巨体と発電力を利用した圧倒的な砲撃武装が基本なのだから。 がしかし、此処で唯一縋れる対象なのは間違いない。クウェンサーは相手が味方である事を祈って端末を使って語りかけた。 「すいませんそこのオブジェクトに乗ってるエリートさん!助けてください!お願いします!ヘルプミー!!」 『………………』 情けない声で縋るクウェンサーだったが、相手から返事は聞こえてこない。やはり土壇場で援軍などとそんな都合のいい事があるはずがなかった……そう結論付ける前に敵か味方かもわからないオブジェクトはこちらに迫るハイドラへと進行方向を変える。 当然、ハイドラも雑音だらけの音声を垂れ流しながら八本の触手から放たれるレーザーで相手の迎撃を始めた。そして、信じられない光景が繰り広げられ始める。 『げgggg迎撃k開始』『推定t敵 機 近接s備only』『きょuい威ddd判定:低』『ハイジョ、ハイジョ、ハイ────ジョ?』 不規則な動きから放たれ、薙がれる高出力レーザー。不明機はその全てを掻い潜る様に避け、避けられないものはアームに繋がれた刀で”斬り裂いた”。そしてほんの数秒でハイドラの懐に潜り込むと機体の旋回と共に刀を保持するアームが「ブレた」。そしてすれ違うように不明機はハイドラの横を通り抜け、そのまま何事もなかったかのように無傷のままその場を立ち去ってしまった。 「い、一体なにが……」 「おい!あのオブジェクト戦うんじゃなかったのかよ!?そのまま行っちまったぞ!?クソッ、無駄な期待させやがっ……て……?」 不明機が立ち去った数秒後、「ズン」と轟音を立てながら大量の砂を撒き上げること八度。そう────ハイドラに接続されたレーザーキャノン内臓触手が、まるで最初から繋がりなど無かったかのようにするりと落ちていったではないか。 クウェンサーたちは何が起こったのかを理解するまで時間がかかった。結論だけ言うならば、あの不明機が持っていた刀で僅か数秒の攻防の内に触手を全て斬り落としただけだ。しかしそんなことが出来る技量を持つエリートがこの世界に一体どれだけいるのやら。そう思うと愕然とするのも当然の話であった。 『…………不、能。理解、不能』『tい象、きょi、判定miss、再、判tい』『判定、脅い、最大、勝riつ、0.000000000』 「っ、姫様!今だ!!」 『わかってる────!!』 状況の処理が今だ終わらず動きが止まっているハイドラの足にベイビーマグナムに僅か一門だけ残っていたプラズマ砲が突き刺さった。足回りと他の砲が破壊されたことで遠慮なく動力炉の全出力を注ぎ込んだ一撃は容易くハイドラのエアクッションを破壊し、その後絶え間なく、かつ同じ個所にプラズマ砲を撃ち込まれハイドラの装甲は瞬く間に融解。抵抗しようにも最初の一撃で足を持っていったので動けず、かつ反撃もできない状態ゆえに後は消化試合でしかなかった。 『待っ』『やめt』『死にタくなi』『AAAAAaaaaa!!?!?!?』 迫る死に断末魔を上げる補助脳たち。しかしミリンダはその声を聞き入れることは無く、無慈悲にハイドラのコクピットをプラズマで焼却。約一分後にはハイドラからは一切の反応が消失し、やがてミリンダも胸に溜まったものを吐き出すように深く息を吐き出した。 今回ばかりは本当に死を覚悟した。あそこで謎のオブジェクトによる手助けが無ければどうなっていたことやら。そしてそれは離れた所にいるクウェンサーたちも同様であり、戦いが終わったことで緊張が抜けたのか二人はその場で大の字に寝転がった。日差しに照らされた砂がじわじわと肌を炙ってくるが、そんな物が気にならないほどに今の二人は疲弊していたのだ。 「すー……はぁぁぁぁぁぁ……あー、マジに死ぬかと思った」 「それはいつもの事だろクウェンサー」 「それもそうか……にしてもさっきのオブジェクトなんだったんだ?あんなデカいサムライブレードを使うオブジェクトなんて聞いたことも無いぞ……?」 試しに端末から現在参照できるオブジェクトの一覧を見てみるが、条件に一致しているものは全く存在していなかった。つまりあれは正真正銘のアンノウンということになる。 こちらに手助けしてくれた辺り中身が悪人とは思えなさそうだが、とにかく窮地から脱したことをフローレイティアに報告するために端末を弄っていると、自分たちに近付く人影と足音が聞こえて二人はハッと警戒しながら立ち上がった。 すると……長い銀髪に褐色の肌をしたインド系人種の少女が両手を上げながらこっちに歩いてきていた。その少女は無言で二人の近くまで歩を進めると、そのまま流れるように『島国』に伝わる謝罪、土下座を敢行した。 「すみません。ちかくのなんみんキャンプまでおくってください」 「「えぇ……」」 『────通りすがりに人助けとは、随分と酔狂なことをするね。ムサシ』 「ただの気まぐれだ。それに、見すてるりゆうもない」 『ま、君が何をしようが不利益さえ齎さなければ僕にとってはどうでもいいけどさ。でも流石にこの時点で僕たちの存在を明るみに出すような真似はやめてくれよ?まだまだ準備が残っているんだから』 「わかっている。それに、このあたらしいそうじゅうシステムのいいしうんてんにもなっただろう。わるいことばかりではなかった」 『それもそうか。で、実際に動かしてみた感想は?』 「全力を出すにはまだ足りん。反応がおそすぎる。データしゅうしゅう用のきたいでしかないとはいえ、ずいぶんといいかげんな作りをしたな、キハラ」 『仕方ないじゃないか。お金って言うのは無限に湧き出る都合のいい存在じゃないんだぜ?ま、ほどほどに運転したらクサナギを自沈処分した後に本拠地に帰るといい。そろそろ最終調整の段階だからさ』 「……………くえない奴だ、全く」
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一度つくったものはもったいないから流用する技術 ※類似語 ・棟方志功(むなかたしこう) 「『わだばゴッホになる』と言った偉い版画家」
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死のオブジェ 題名:死のオブジェ 原題:Killing Critics (1996) 作者:キャロル・オコンネル Carol O Connell 訳者:務台夏子 発行:創元推理文庫 2001.08.31 初刷 価格:\980 本シリーズの最大の魅力は、もちろんヒロイン、マロリーの強烈な個性である。マイクル・コナリーのシリーズ・ヒーローであるハリー・ボッシュがなかなか自分の出自を明かさなかったように、マロリーもまた、その正体が掴みきれない。謎に満ちたマロリーの少女時代は、作品を重ねるごとに徐々にそのベールを剥がされてゆく。 本書ではストリート・チルドレンとして拾われる以前のマロリーに関する記述がなされている。奇想に満ちた錯綜のプロットの担い手であるキャロル・オコンネルは、大仰な表現による意味深げな語り口で読者を釣り出そうとする傾向が顕著である。時には読者を苛立たせるほどにテンポを緩めたり、あるいは話の途中で場を大きく変えてしまい、読者の興味の視線を逸らしてほくそ笑む。 そんな作家が、マロリーにおける過去の重要事実を語るに際しては、その種の大仰な表現を一切使わず、さらりと何気なしに描写し、その後何事もなかったかのように、物語の続きを進めてしまうのだ。そんなタッチすら憎いと思う。キャロル・オコンネルという天性のストーリー・テラーに対しては。 さて、本書では、タイトルの通り、殺された陰惨な殺人現場がまるで芸術作品のオブジェのようであったという12年前の異常殺人をめぐるミステリーである。晩餐会で芸術家が殺害され、それがまるでオブジェのようであったことから、過去の事件に繋がるリンクの端緒をマロリーは掴みとり、じわじわと手繰り寄せる。 謎に満ちたキャラクターの誰もが、犯人らしき気配を漂わせるが、その殊更の狂騒、複数人物の狂気の行動が、ストーリーとは何の関わりも持たぬようでありながら、遠い遠い伏線となるあたりが見事で、まさに惹きつけられる魅力満載の完成度なのだと言える。 レギュラー・キャラクターであるチャールズ、ライカー、コフィーといったところも、シリーズらしくそれぞれの劇的なドラマに個人的にぶつかってゆく。氷のようにクールで超然としているようでいながら、しっかり彼らと関わり生きているマロリーの波動は、彼女の意思とは無関係に彼女を彼らには天使に見せてしまう。 実は、この物語には衝撃のラスト・シーンが待っている。物語そのものの衝撃というよりも、シリーズにとってあまりにも突拍子もない行動をマロリーが取って終わるという意味で。 もちろんこの作品はすぐに『天使の帰郷』に受け継がれる。そうでなければ許されないほどに衝撃的なラストであるわけだから。 (2006/07/17)
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シムーン389 スペック表 正式名称 シムーン389 敵性CN ヒートヘイズ 分類 水陸両用第一世代 用途 天候利用攪乱兵器 所属 『情報同盟』 全長 80m 最高速度 530㎞/h 推進機関 エアクッション式推進システム 装甲 2㎝厚×500層+陽炎を起こすシステム 主砲 大出力プラズマキャノン×4 副砲 電磁加速式特殊弾頭拡散砲×10など 搭乗者 シャルル=アームストロング その他 メインカラーリング:灰色 解説 情報同盟の持つ特殊改良を施した第一世代オブジェクト。 エアクッションの暴風により歩兵を吹き飛ばすことを目的としたシステムを改良、倍以上の風速にした上で高温化することにより、巨大な砂嵐を起こして照準情報、レーダーを誤魔化すためのシステムへと変わった。 さらに上記のシステムを活用し陽炎を意図的に起こすことが可能、二重のかく乱によって敵オブジェクトの攻撃を避けやすくなっている。 備考 初出 安価でオブジェクト製作8
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概要 『資本企業』『サロメ』のエリート 性別 女性 年齢 46歳 解説 黒縁眼鏡に禿頭、茶色の顎髭を蓄えた中年。 常に無愛想で無表情、金銭には興味のない変人。職人気質で自分の意見はとことん曲げない頑固な男である。 エリートにしてオブジェクトの設計士でもあり、『サロメ』は彼の設計した機体である。 彼の設計するオブジェクトはピーキーなものが多く、使いこなせるエリートが少ないため不評。しかし使いこなせばとことん強い機体も多く、一部の変態達の間では評価は高い。 彼が求めるのは自身が設計したオブジェクトが優秀であることの『証明』であり、そのため戦闘任務には強引にでも出張ろうとしてくる。 エリートとしての技量も高く、砲が触れ合う程の近距離で戦い零距離から必殺の一撃を叩き込むのが彼の十八番の戦い方である。